金沢大学人間社会学域・研究域
受託事業
事業報告
本事業では,日本語教育実習・インターンシップを各機関と連携し,充実させることが目標の一つとなっています。
金沢大学国際学類日本語教育プログラムでは,日本語教育実習,インターンシップ,地域の支援団体の紹介などを通して,学生が実践的に学べる多様なフィールドを提供しています。
その一環として,2024年度より専門学校アリス学園金沢校を教壇実習先として日本語教育実習(日本語学校留学生)を開講しています。2025年度は10月6日~2月9日までの予定で,国際学類の2名が受講しています。
10月6日の初回は,アリス学園の道上陽介教頭をお迎えして,アリス学園の教育理念や日本語教育の方針,教師の働き方などについて話していただきました。この回は当科目の受講生以外も参加可とし,今回は合計6名の学生が参加しました。
また10月20日には,アリス学園に出向いて授業見学をし,研修として,アリス学園の谷内田千尋先生より学園での日本語教師の業務,授業の進め方や授業での教師の役割などについて話していただきました。
その後,教案作成,模擬授業を経て,11月10日からはアリス学園において教壇実習を実施しています。準備段階では予想していなかった事態,学習者の反応への対応など,実際の教室での経験が受講生の気づきや学びにつながっているようです。
このような貴重な実践の場,学びの場の提供には,専門学校アリス学園との連携・協働が必須です。アリス学園の先生方には,事前の打ち合わせや実習の実施,ふり返りミーティングと改善策の検討など,多大なご協力をいただいています。アリス学園の先生方,学習者の皆さんに,この場を借りてお礼申し上げます。